人は基本的に相容れない
人間は対立します。
理由は割と他の人間にとってはどうでもいいと思うことでも対立します。
カレーは甘口がいいだの辛口がいいだの、そもそも日本式のカレーはカレーと呼ばずにインドカレーだけをカレーと呼ぶべきだなど、自分至上主義の人同士がぶつかり合うと簡単に争いに発展します。
べつに争うことは悪いことではないとは思います。
争いが無ければものの優劣がつかず、世のレース競技や○○ランキング等もなくなってしまいますからね。
とはいえ、そんな毎日毎日頻繁に争いが起きてしまっては体力的にも精神的にも疲れてしまうでしょう。
そこで争いを起こさず、自分と相手の気持ちを尊重する考え方があります。
それは「理解し、納得しないこと」です。
理解はするのに、納得はしないの?と思うかもしれませんが、人は「俺は絶対に○○は××だ!」と何を言っても聞かないことがあります。
その意見に対し、反対意見を認めなければ「理解も納得もしない」ということになります。
しかし、「そういう意見もあるのは認めるが、俺は絶対に○○は××だと思う」となれば、「理解はするが納得はしない」ということになります。
この2点、違う部分は「他者の意見を否定するかしないか」というところです。
例え話ですが、「私はカレーを食べる時はフォークで食べます」という人がいたらどう思うでしょうか。
大多数の方が「変わった人だ」とか「それはおかしい」と思うかもしれません。
ですが、フォークで食べる理由が「スプーンで食べると舌にスプーン全体がへばりつくような感覚がして嫌だし、箸だと食べにくい」と答えられると「そういう意見もあるんだな」という気持ちにならないでしょうか?ならなかったらこの話は終わりです。
各個人が、その状態でいることによってベストパフォーマンスを発揮することができるのであれば、外野の人間は何も言うことはないでしょう。
それこそ、相手の意見を絶対に認めないのであれば、あとは戦争か裁判くらいしか解決方法はありませんね。
皆さんも、他人は自分とは違う感性の持ち主で、別の視点から物事を考えるのでその人にとってはそういう風に見えるんだなぁと、何か対立が起こるたびに思い直してみてください。
高い税金を払ってもらっているのに、人の意見をただただ否定したいだけの輩が国民を代表するポジションにいるのを見ていると、これからの未来が不安でたまりませんね。
そんな不安は脇に置いておいて、明日も何か楽しいことがないか探しながら生きていこうと思います。