コルヌ(橇)に関する個人的雑感
久しぶりに記事を書きます、騎馬=刺さるwです。
天音杯の記事すら完結させてない有言不実行者ですが、先日5/12に各地で開催されたプレリリースにて全貌が明らかになったコルヌ(橇)について少し語ろうと思います。
・作品上の立ち位置について
ミリ知らなのですがなんかサイネと仲良かったりヤツハを足蹴にしておっほとか言わせてた気がします。
つまり乱暴、暴力、大正義…!
語ろうとも思わないし神語り読んでないのでよく分かりません、みんなも神語りを読もう!
・特性について
こっからが本題。
コルヌは今までにない「凍結」というシステムを所持しています。
これは特定の行動により相手の空きオーラに1つ凍結トークン(固有結晶)を置くことができ、宿しの阻害とオーラ上限の減少を相手にデバフという形として押し付けることができます。
形としては相手のリソースを剥奪するチカゲ(毒)と似てますね。
コルヌはこの凍結を主体とした戦略を中心に立ち回ることになります。
・何ができるの?
通常札の火力がそこそこ高めの水準なので割とビート寄りのメガミかなとも思いますが、その本質は「凍結を利用したレンジロック」において真価を発揮します。
後述する「かじかみ」を利用することにより、相手の凍結状態を固定することが可能でこれを上手く使うことによって相手のリソースを大きく剥奪することができます。
・カード紹介
それではプレリにおいて発表されたコルヌの札を見ていきましょう。
※以後、凍結解除における必要AP(アクションポイント。ふるよににおける基本行動回数のこと)は1として考えます。
雪刃 攻撃
3-4 1/1
攻撃後:相手は1回凍結する。
シンプルな凍結攻撃札。
相手がオーラ受けを選択すると、奪うリソースはオーラ1、凍結解除1の合計2APなので実質2/1の攻撃札。そのためライフに入りつつ凍結できるとおいしい。
間合3-4はふるよににおいて間合が収束すると言われる間合2から1離脱して撃てて、中~遠距離と言われる間合5から1前進して打てるので非常に使いやすい攻撃札ですね。
ただし、リーサルにおいては所詮1/1なのでその点については注意しましょう。
旋回刃 攻撃
2-3 2/2
常時:この攻撃が対応されたならば、対応したカードの解決後に
間合⇔2⇔ダスト
プレプレリでの非公開札のうちの1枚。
誰もが望んだであろう2-3 2/2攻撃札枠。
間合2と3に関しては前述の雪刃で語りましたが、2/2というスタッツは軽率に強く、リーサル周りで振ると異様な強さを発揮します。
通常時においても雑に2/2を振ると軽率に2オーラないし2ライフ削れるのでとても使いやすいと思います。
しかし、同じく適正間合を2つ持つ2/2の飛苦無や鋼糸に比べてデメリット効果(と一概に言えるかは疑問ですが)を持ち合わせており、対応を使用されると場合によっては当たらなくなってしまいます。
間合の移動が2つ分行われるため、一部のステップ対応(ひきあし/もぐりこみ等)は自分でケアができますが、その場を動かない対応(癇癪玉、雅打ち等)に関してはセルフ間合外しをしてしまいます。
それを逆手に取り、あえて対応される前提で旋回刃を振り、自分の行きたい間合へ移動するという手段も取れるので能動的とはいえ1枚で複数の役割を持つことができる面白いカードだと思います。
あとやっぱり2/2はシンプルに強い。
剣の舞 攻撃
4-5 2/1
常時:相手のオーラに空きがないならば、この攻撃は+1/+1となる。
序盤は凍結がなくとも3/2を狙え、中盤以降は凍結を利用して相手のオーラの空きを埋めて3/2を飛ばすことができる優秀な攻撃札です。
ぼくはプレプレリの段階だとコルヌ全体の評価が低めで、このカードも条件満たすの厳しいよなぁとか思ってたのですが全貌が明らかになった瞬間に条件を満たすのが狙いやすくなり、コルヌつえーwwwwwwwとテノヒラクルーしてました。
リーサル周りでは状況によって2/1になってしまうところは注意点ですが、2回バフを乗せて撃つだけでだいぶ有利な盤面を作れるので常時効果を意識しながら振りましょう。
あと、ぼくは言いやすさを考慮して「つるまい」と呼んでます。
雪渡り 行動
間合⇔1⇔ダスト
相手のオーラの空きがないならば、
ダスト→1→間合
を行ってもよい。
コルヌの間合調整枠のカード。
序盤で間合を詰めるのに使ったり、レンジロックしながら2離脱できたりと割と扱いやすいカードですね。
特に語ることはありませんが、第二効果を使いたい時の条件はさほど難しくないと思われるのでレンジロック運用を考えている際は相方と対面を見て使ってみましょう。
絶対零度 全力/行動
相手はオーラの空きがなくなるまで凍結する。
強そうに見えてそうでもないカード
開幕における相手の1宿しターンエンドに対して3AP奪えるのは魅力的ですが、他の凍結カードを使うことによって凍結をさせることができるのでわざわざ全力を使ってまで使うカードではないとは思います。
対クルルなどの序盤に一気に宿しを使う相手には刺さるかもしれませんが、雑に運用して強いわけではないので効果的な場面を予測できる相手の場合のみ積みましょう。
かじかみ 付与
納2
展開時:相手は1回凍結する。
展開中:相手は宿し(凍結解除を含む)を行えない。
プレプレリに存在しなかった、コルヌの全てを支えるカード。
これ1枚が存在しないだけでコルヌは使う理由の8割くらいが消失すると思っている1枚です。
展開時の1凍結は後述するウパシトゥムとのシナジーが抜群な上に、展開中効果がこれ1枚だけでレンジロックを成立させることができる性能をしています。
仮に凍結効果を乗せることができずとも、相手には宿し→前進の2APを使用して間合を詰めるという手段がなくなるので大抵の相手は間合調整カードを1枚入れてデッキ全体の出力を低下させざるをえない構築になります。
しかもリーサル周りに置くと、リソース全ツッパで宿しからの大型切り札や全宿しでの久遠で蓋といったこともできなくなるのでフレアロックの機能も兼ね備えています。
雑に置いて強い付与札というほどのスーパーパワーは存在しませんが、普通に置くだけで相手の顔が歪むほどのパワーは持っているのでコルヌにおける入れ得カードです。
凍縛場 付与
納2
展開中:相手が凍結しているならば、相手は自身の開始フェイズ開始時に以下の処理を2つ飛ばす。
・集中力を1得る
・付与札から桜花結晶を1つずつ取り除く
・山札を再構成する
・カードを2枚引く
運用の難しい付与札。相手のボトムに合わせると効果を発揮するかもしれないが、単純に運用しても付与と再構成スキップを選ばれるだけで特に効果はなく終わってしまう上に、他の選択肢に集中力を1得るが存在するので最大出力である2ドロースキップを達成するのは難しい上、そんな場面はないとは思うが2ドロースキップで相手が焦燥死を免れたみたいな場面も起こりうるというカード。
ぼく個人ではイマイチいい運用が思いつかないので、世のわるい科学者たちの研究成果発表まで有用性については語らないことにします。
以下、切り札
コンルルヤンペ 攻撃
消費4 2-3 2/3
攻撃後:相手がオーラへのダメージを選んだならば、相手はオーラの空きがなくなるまで凍結する。
コルヌにおける最大火力切り札。
中盤に撃つと、相手がライフ受けして返しにリーサルを取られる可能性があり、終盤に撃つとオーラ2点を削って終わりになるという強そうで使いにくい攻撃切り札。
幸い、旋回刃と間合がまったく同じなので間合2でリーサルを取りにいく場合には撃ちやすいところは評価すべき点ではあると思います。
ちなみにぼくはプレプレリの頃に旋回刃もかじかみもなかったので剣の舞がメインカードになると思ってて、剣の舞4-5でコンルル2-3ってクッソ使いにくくて微妙すぎる…と思っていました。
現在は採用することでリーサルに寄与できる組み合わせもあるし間合と効果と消費を考えたらまぁこんなもんかなと思ってます。
ちなみになぜかロリコンヤベェとも読めるらしいです、おかしいな?
レタルレラ 行動/対応
消費2
相手のオーラに空きがないなら対応した攻撃を打ち消す。そうでないなら
間合→1→相手オーラ
軽く打てる久遠。打ち消し条件は簡単なようで厳しいようでなんともいえない感じに。
安定して打ち消し効果を得るにはかじかみがほぼ必須で、それも相手が付与札で自分のオーラを剥いできたら無意味になります。
個人的にはカードプールに存在意味があり、積極採用はしないカード。
まだ運用方法がイマイチなのでこれも誰かがうまく使ってくれることを心待ちにしています。
わるい科学者が爆発材料に喜んで組み込みそうってのが率直な感想。
ウパシトゥム 攻撃
消費0 3-6 0/-
攻撃後:相手は1回凍結する。
即再起:このカードの効果以外で相手のオーラが埋まる。
プレプレリでは微妙だなと思ってたけど、かじかみの公開で評価が170度くらい変わったカード。
相手オーラ満タンから雑に2/2→ウパ→かじかみ→ウパ再起→2/2→ウパとかやるとすごく楽しいし相手は発狂する。
剣の舞の支援もできるし、かじかみと合わせてレンジロックもしやすく消費0で再起条件が能動的にも受動的にも満たしやすいのでコルヌを使うならとりあえず入れてみていいかなという切り札。
とりあえず入れてみていいかなというか他が使いにくいというか…。
消費0で撃ちやすく、相手が勝手に再起させてくれるので開けっ放しにしててもそこまで困らない上に現時点では研究が進みきっておらず(個人的に)クッソウザくて相手が嫌がるので雑に撃っていこう。
雑に撃てると言いつつも、攻撃札なので対応には気をつけるように。
そのうちウパ撃って果てで死んだみたいな話が出てくるかもしれない。
ポルチャルトー 付与
消費2 納5
終端。(このカードを使用すると、そのターン中はカードの使用と基本動作ができない)
展開中:矢印効果による間合から、もしくは間合への桜花結晶の移動は1大きくなる。
イラストのいい付与札枠。
普通に矢印効果増加なら設置誘導再構成トップ誘導でスーパーギャラクシーだったのですが、間合限定なので生かしやすいのがバクステや超反発くらいな上に相手も効果を受けるという。
これもわるい科学者の運用待ち。
・結局、なにができるの?
かじかみを主体とする凍結を利用したレンジロック及びフレアロック、出力の高い通常攻撃札によるビートダウンが可能で広い間合での戦闘が行える反面、自身の防御力はかなり低いという特徴を持っています。
総評を述べると「ユリナに近いチカゲ」といった立ち位置かなというのが一番表現しやすいと思いました。
プレリでの公開から数えるとまだ4日目で第三拡張の全貌が明らかになっていない現状、このような評価を下すのは早計かとは思いますが、備忘録としてこのブログに書き残しておくことにします。