勝負事において野良の人と組む時“エンジョイ勢”は免罪符にならない

現代において、オンラインゲームは日々進化を遂げています。

グラフィックが綺麗になったり、演出が派手になったり、新たなシステムが追加されたりと、プレイヤーを飽きさせない作りになっておりプレイヤー側も楽しくゲームをプレイしていると思います。

しかし、そんな楽しいゲームでも「この人、楽しめてるのかな？」と首を傾げるような態度でゲームをプレイしてる人をちょくちょく見かけます。

ぼくもツイッターを眺めていると、よく上位層の方がフリマ(フリーマッチングの略。階級別マッチングだと上幅に制限があるが、それが解除されるため実質の最上位マッチング帯のこと)の最下層にいる方々にキレている姿が目に入ります。

一方で、フリマ最下層の人は勝っても負けても(一部の人の除いて)それなりに楽しくプレイしているように見受けられます。

そう、“プレイヤー間に起きる温度差”です。いわゆる“ガチ勢”と“エンジョイ勢”の見解の相違ですね。

なぜこのようなことが起きるかというと、単純にゲームに対する姿勢が違うからです。

“ガチ勢”の方々は、「何よりも勝つこと」に重きを置いています。対戦ゲームだから当然の考えですね。

一方で、“エンジョイ勢”の方々は「自分が楽しむこと」を前提にゲームをプレイしています。

「何よりも勝つこと」は分かりやすいですね、勝ちに繋がる行動をすれば達成ができます。

しかし、「自分が楽しむこと」は人によって考えることが違うので難しいです。それは例えば「1回も死なずに相手を倒す」だったり、「ぼくのかんがえたさいきょうこんぼ」をやりたいだけだったり…。

それが1VS1の対戦ゲームならその人にしか被害がないので問題はないでしょう。

ですが、それがチームを組むタイプの対戦ゲームで、なおかつ同じチームの方が見知らぬ“ガチ勢”である場合、「俺はちゃんとやったのに味方の動きが意味不明で負けた！ゲームやめろ！」となったりします。

それは“ガチ勢”の方が求める水準が高すぎるだけかもしれませんが、もしかしたら“エンジョイ勢”の方が自ら進んで足を引っ張る行動をしているのかもしれません。

大抵の対戦型ゲームの場合は、「レートシステム」や「リーグシステム」等が導入され、一定の勝率がないと上位のマッチング帯に上がれないシステムになっています。

ですので「同じマッチ帯の人は同等の実力を持っている」と運営側のマッチングシステムが判別します。

そのマッチングシステムにおいて勝負に負けた際、“ガチ勢”の方に「なんであんなことしたんですか？」と質問されても「エンジョイ勢だから適当に遊んでやってます、あなたに私のプレイングをどうこう指図されるいわれはありません」という返答は回答になりえません。

レートシステムやリーグシステムが存在する以上、最上位マッチにおける“エンジョイ勢”は免罪符にならないのです。

これが特定の条件下(イベント戦や昇格条件の緩和等)ではマトモに機能しないことがあります、そういった場合はどうしようもないのでお互い諦めましょう。

結局、何が言いたいかと言うと「最上位マッチにいるならある程度は基本を抑えた動きをしてほしい」ということです。

もし上位の方が怒鳴り込んできたら、それは一時の怒りなので適当に自分の非を認めて謝罪して終わりにしましょう。

それが嫌だったり、謝っても相手の怒りが収まらない場合は面倒なのでブロックしましょう。

本当に上位の方は、人格もマトモなのでイチイチそんな無駄ことはしないと思いますがね。